2003. 4. 25 信号は道路にだけある.....とは限らないハナシ

日本政府のODAにより、カトマンズ市内多数の交差点に「日本の信号」が設置された。最初は「うわぁ〜、ニホンと同じ信号だ」と思って見ていたが、既にもうカトマンズの風景にとけ込んだ感がある。

で、信号はただ突っ立っているだけではなく、車や歩行者の交通を仕切っている。以前の「信号なしカオス的交通」〜とにかく隙間があったら、鼻先をつっこむように運転し、歩行者も負けじと車道にはみ出てくる〜と云う状況に比べて、日本式信号により運転がしやすくなったと思う。少なくとも私はそう思う。

日本式信号がなかった頃、主要な交差点では交通警官がお立ち台の上でタコ踊り.....失礼。手旗信号で交通整理をしていた。

しかし時に「どう見ても新人警官」が仕切っている場合、恥ずかしいのかアクションが小さく、進め!なのか止まれ!なのか全然分からないことがあった。また、止まれ!の合図が急激(信号機で云うと、青から一瞬で赤信号になったようなもの)かつ不明瞭すぎて、止まりきれずに交差点の中立ち往生してしまったたこともあった。その時私はスクーターを運転していたのだが、タコ踊り警官の上司が寄ってきて

「止まれ!って云ったのが見えなかったのかコラぁ」

と注意された。こちらも負けずに

「こっちが交差点のど真ん中にいる時に、急に止まれ!って云われてもどーするの?しかも手の先だけで合図するんじゃなくて、全身で合図してくれないと全然わかんないじゃない!」

と言い返すと、うーーーん。その通りだねぇ......と妙に納得されたこともあった。

今でも車道をふらふら走る自転車や、左側から追い抜いて車の前を横切ろうとするバイク。あさっての方向を見ながら車道に躍り出る(?)歩行者などなど数限りなく、時に冷や汗をかくカトマンズでの運転。それでも交差点で、信号機がシステマチックに動いていることは本当に有り難い。

運転する側にとって「やりやすくなった」、イコール、車も歩行者も「より安全になった」のだと思う。

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さて、あなたの頭の中にも信号機はないだろうか。

あなたに対して「いろいろな人」や「いろんな話」がアプローチをかけてきた時、そのものがあなたに対して「安全」なのか「危険な香り」がするか「ちょっと胡散臭いのか」判断をすると思う。

例えば、いろいろな「うわさ話」に対しても、その出所や信憑性など、判断したり吟味したりはしないだろうか?ネットに流れている情報。もしくは雑誌・新聞・テレビなどのマスコミ報道。こういうものも、そのまま信用してよいのだろうか?

これからの世の中、日本にいてもネパールでも、世界中どこにいても、「自分で考える力」、時には第六感的な「フォース」が大切になってくるのではないだろうか?

信号機のルールを守った上で、前後左右に気を配る運転......のような生き方。まぁ、そんなものだと思う。


速報 国際山岳博物館、2004年2月5日開館へ!

山岳観光都市ポカラに建設が進んでいる、国際山岳博物館 (International Mountain Museum) の正式開館は来年、2004年2月5日(木)となる事が、運営母体であるネパール登山協会 (Nepal Mountaineering Association) の運営委員会で可決されました。近々正式発表される予定です。

この情報は、ネパール登山協会からいただきました。


2003. 4. 21 和平交渉延期のとほほ (-_-;)
和平交渉延期の朝
本日より開始される予定であった、ネパール政府とマオバディ(ネパール共産党毛派)の和平交渉は延期となりました。 〜ビンティ 4/21 ニュースも参照ください

このニュースは早朝より一部民間マスコミにより報道されました。しかし政府系報道は朝7時のニュースでも、「本日より和平交渉開始」と伝えていました。

右の写真はネパール時間本日の朝8時前。和平交渉の会場となる予定だったホテル前に集まった、ネパール報道各社の記者・カメラマンたちです。

「それでももし、万が一、土壇場大逆転で和平交渉があったら、他社に抜かれてしまうから」

と、集まってきたのですね。某政府系メディアからは、やるせないつぶやきが....

「そりゃあ今日は 【ない】 のは分かってるけど、政府が公式に発表していないから、俺たちゃここに来ていないとダメなのさ!」

国民の願いは「平和」です。

しかし、リーダーたちの願いは何なのでしょう?王国政府、マオバディ、政党、学生、それぞれに何を考え、何を求めているのでしょうか?この土壇場に。


2003. 4. 19 ネパール製カップ入りラーメン登場

ネパール製カップ入りヌードルネパールにおける「カジャ(おやつ)」の重要アイテムとして、その地位を確立した感のある、インスタントラーメン。

ネパールでは軽く10を超えるブランドが、日本やタイから輸入した製麺プラントで生産されています。ワイワイやララのように定番となった商品もあれば、しばらくすると消えてしまうブランド名もあります。そんな激戦区に、ネパールとしては画期的なユニーク・コマーシャルを武器に新発売された「2pm」ラーメン。過去記事1 過去記事2

今まで私がスーパーなどで見かけた2pmも、他のブランドのラーメンも、「袋入り」でした。しかし今日、事務所前のスーパーで発見。カップ入りの2pm!(左の写真)私の記憶が正しいとすれば、ネパール製としては初めてのカップ入りインスタント・ラーメンです。これまでもカップ麺は見かけましたが、タイ製やインド製の輸入品でした。

新しもの好きの私としては(ネタにもなる!と)迷わず購入。1個25ルピー(約40円)と、袋入り麺の2倍強のお値段。それでも輸入品のカップ麺よりは安いです。

中を開けると、粉末スープ、香味油、乾燥野菜、そしてプラスチックの折りたたみフォークが麺の上に乗っています。これらを取りだし、調味料関係の小袋を破いて麺にふりかけ、お湯を入れて待つこと3分......うきうき。

さぁ食べよう!と、付属のフォークを使ったら.....うむむ。中折れの部分が弱すぎて使えやしない。仕方ない。お箸で食べよう.....ここから先はみなさん、カトマンズで買って食べてみてください。一点書くとすれば、プラスチック製のカップが分厚くて立派でした。鉛筆立て、ピクニック・カップなどなど2次利用できますなぁ (^_^;)

ネパール製ラーメンを「愛食」する私ですが、今のところカップ麺は日本製に勝るものなし!というのが結論です。


2003. 4. 18 ヴィクラム暦2060年祝祭日・確定版@政府公式カレンダーより

ヴィクラム暦2060年(ネパール政府公式暦)。主な祝日一覧です。本日入手した「ネパール政府公式カレンダー(官公庁配布用)」で確認しました。
 ネパール政府を中心に、全国的に休日となる祝祭日
 女性だけ休日となる祝祭日
 カトマンズ盆地だけ休日となる祝祭日

 それ以外は、休日にはならないけれど広く祝われるお祭り

ネパールのお祭り自体は、この何倍もあります。カトマンズ盆地だけ祝祭日となる祭りがあるのと同様、タライ地方だけ休日になる祭りもあります。またネパール各地で信者たちによって祝われるチベット仏教やイスラム教などの祝祭日は、この一覧表には記載されていません。管理人の知識不足です <(_ _)>

2003年 4月 14日 月曜日 ヴィクラム暦2060年新年
5月 1日 木曜日 母の日*
16日 金曜日 ブッダ・ジャヤンティ(花祭り)
7月 7日 月曜日 ギャネンドラ国王陛下誕生日
13日 日曜日 グル・プルニマ
8月 3日 日曜日 ナーグ・パンチャミー
12日 火曜日 ラクシャ・バンダン
13日 水曜日 ガイ・ジャートラ
19日 火曜日 クリシュナ・アスタミー
27日 水曜日 父の日*
30日 土曜日 ティージ
9月 1日 月曜日 リシ・パンチャミー
9日 火曜日 インドラ・ジャートラ山車巡幸初日
27日 土曜日 ガタスタパナ(ダサイン大祭初日)
10月 2日 木曜日 フルパティ(ダサイン大祭)
3日 金曜日 マハー・アスタミー(ダサイン大祭)
4日 土曜日 マハー・ナワミー(ダサイン大祭)
5日 日曜日 勝利のダサミー/ダサイン・ティカ(ダサイン大祭)
6日 月曜日 ダサイン大祭休日
7日 火曜日 ダサイン大祭休日
25日 土曜日 ラクシュミー・プジャ(ティハール大祭)
26日 日曜日 マ・プジャ(ティハール大祭)
27日 月曜日 バイ・ティカ(ティハール大祭)
11月 9日 日曜日 サンビダン・ディワース/憲法記念日
2004年 1月 7日 水曜日 シュリ・スワスタニ・ブラタ(〜2月6日まで)
11日 日曜日 プリトビ・ジャヤンティ/国家統一記念日
15日 木曜日 マーゲ・サンクランティー
26日 月曜日 シュリ・パンチャミー(バサンタ・パンチャミー)
30日 金曜日 サヒド・ディワース/殉国者の日
2月 18日 水曜日 マハー・シヴァラットリー
19日 木曜日 プラジャータントラ・ディワース/民主記念日
3月 6日 土曜日 ホーリー** (タライ地方は翌7日)
8日 月曜日 ナリ・ディワース/女性の日
20日 土曜日 ゴレ・ジャトラ
29日 月曜日 チャイトラ・ダサイン
30日 火曜日 ラム・ナワミー
         
 * 母の日・父の日 西洋式日付とは異なる
 ** この日はカトマンズ盆地及び山地でホーリーが祝われる/タライ地方は翌日


2003. 4. 14 ヴィクラム暦2060年 (^-^) 新年おめでとうございます!

2060年、新年おめでとうございます!

西暦4月14日は、ネパール政府公式ヴィクラム暦、新年にあたります。あなたと私のうえに、そして世界中に「平和」がありますように!



2003. 4. 11 路上での出会い

今から7〜8年前のこと。そのころ私はカトマンズで、9時始業の勤めの前、早朝の学校に通っていた。朝6時半家を出て、7時から8時15分までの授業を受ける。そして途中のパン屋さんで朝食を買い、始業前の勤務先でお腹を満たす.....という生活を送っていた。

王宮通りにある行きつけのパン屋さんの前には、乳飲み子を抱いたボロボロ木綿のサリー姿の同じ女性が毎日立ち、私に向かって

「慈悲深いマダム、この子のミルク代をお恵みください」

と、じと〜っと近寄ってくるのだった。私は「慈悲深く」も「マダム(良家の奥さま)」でもないので、時に無視することもあった。時にパン代金のお釣りの小銭を渡した。彼女は私がパン屋に入るときは絶対に近づいてこない。出てくるときだけやって来る。お釣りがあるはずだ.....という、プロのアプローチをかけていた訳だ。

そんなこんなで2〜3年、彼女と「おかしな顔見知り」の関係が続いた。ある時私は、ふと、ふと思った。そしていつもの場所で出会った彼女に尋ねたのだ。

「ねぇ、あなたいつも乳飲み子を抱いているけど、いったい何人産んだの?」

「しーーっ、ここだけのヒミツですよ。どの子も借り物ですよ。ねっ、商売上の小道具って訳で」

一瞬の沈黙のあと、二人で顔を見合わせ、二人一緒に呵々大笑。彼女の腕の中には、小さな小さな誰かの乳飲み子が眠っていた。

それからしばらくして、王宮通りから彼女の姿が消えた。そして私は、彼女のことを忘れて日々を送っていた。そんなある日。外国人旅行者の集まるタメル地区を歩いていた私は声をかけられた。

「ねぇ、おみやげ買ってくださいよ。お安くしますから!」

その声の主は、王宮通りの「可哀想を装った」彼女だった。乳飲み子の代わりに、彼女の両手にはネパール風の布で作ったポシェットが握られていた。それだけではない。ボロボロのサリーではなく、こぎれいで色鮮やかなクルタを着た、溌剌とした彼女!

私たちはまた顔を見合わせ、タメルの路上で一緒に笑い会った。再会を祝して。彼女と私の人生を祝して......


2003. 4. 9 13年前の今日.....

神さまの乗る山車は無事でした

今日は「ジャナアンドラン・ディワース」。1990年の民主化動乱により、パンチャヤトという国王親政体制が終焉し、多党制民主主義が導入されたことを記念する日です。

13年前の今日、ナラヤンヒティ・パレスを臨む「王宮通り」は熱かったのです。

そして今日。

前日ブトワル市で警察隊との衝突により学生が死傷したことに抗議するデモ隊と、治安維持部隊の衝突がありました。明日木曜日巡幸が始まるセト・マチェンドラナート神の山車周辺には、煉瓦、石、そして歩道から引き抜かれた鉄製の柵などが散乱していました。

2003.4.7 同じ場所から撮した写真

カトマンズ市内は通常の市民生活が続いています。明日からは神さまの山車が、旧市街を練り歩きます。

そんなこんなの今日一日でした。


2003. 4. 8 SARS肺炎について、大使館からのお知らせ転載

今問題となっているSARS肺炎について、以下の通り大使館よりのお知らせが来ました。日本在住の皆さんにとっても、現在のネパールでの状況など、有益な情報だと思います。少し長いですが、以下転載いたします。心配しすぎず、普段から健康管理に気を配る....ということですね。

私たちネパール在留邦人の安全と健康のため、常にご尽力頂いている大使館の皆様に、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

☆☆☆ 以下転載 ☆☆☆☆☆☆

大使館からのお知らせ(4月7日) 重症急性呼吸器症候群(SARS)について

1.WHOの発表によれば、4月5日現在、ネパールでSARS患者の発生はありません。また、当国保健省に確認したところ、同様に患者の発生はみられないとの報告を受けております。

従って、今のところ過剰な対策を講じる必要はなく、通常の感染予防策、すなわち「手洗い及びうがいの励行」を行うだけで十分と思われます。

以下にSARSについて概略を記します。

(1) SARSとは?
主に香港や中国広東省で流行している急性呼吸器感染症で、世界18カ国から患者の報告があります。
新種のコロナウイルスが原因と考えられています。


(2) 症状は?
主な症状は急な発熱(38℃以上)、咳、息切れ、呼吸困難などです。


(3) SARSが疑われる患者は?
上記症状を呈する患者で以下のいずれかを満たす者
 (イ)発症前10日以内にSARSの発生が報告されている地域へ旅行した者
 (ロ)SARSと診断された患者と濃厚な接触を持った者


濃厚な接触とは、SARS患者の看護や同居をすることで、患者の気道分泌液や体液に直接触れることを指します。

(4) 感染経路は?
主な感染経路はSARS患者の飛沫(咳などのしぶき)や分泌液で、これらを通して感染します。


(5) 潜伏期間は?
10日程と考えられます。(典型的には2〜7日)


(6) ワクチンは?
今のところ開発されておらず、当地にもありません。


(7) 治療方法は?
特効薬はありませんので、症状に応じた治療を行うことになります。抗ウイルス剤、ステロイド治療がよかったとの報告もあります。


(8) すべてのケースが重症になりますか?
重症になった患者は他の病気をもっていたり、治療が遅れたケースが多いようです。従って、症状がみられたら早期に医療機関を受診し、治療を受けることが重要です。


(9)患者数は?
4月5日現在で18カ国から、患者数2416人、死亡者数89人の報告があります。その内国内感染が確認されているのはカナダ、中国(広東省、香港、台湾を含む)、シンガポール、ベトナムです。タイでの国内感染は確認されていません。



2.当地にて患者の発生が確認された場合の注意点

(1)手洗い、うがいの励行、マスクの使用を行ってください。
(2)人混みを避けて下さい。特に患者の集まる医療機関へはなるべく立ち寄らないようにして下さい。
(3)上記症状が出たら、早めに医療機関を受診して下さい。その際はマスクを使用して下さい。
(4)外務省海外安全ホームページ及び在ネパール大使館より情報を入手するように努めて下さい。



3.4月4日現在、SARSに関して外務省が発出した渡航情報(危険情報)は以下の通りです。

(1)中国広東省・香港:
「渡航の是非を検討してください」(不要不急の渡航については延期をお勧めします)


(2)カナダ(トロント)、ベトナム(ハノイ)、中国(山西省、台湾、マカオ)、シンガポール:
「十分注意して下さい」


これらの国(地域)に渡航を予定する方は、常に関連情報の入手に努め、安全対策に十分注意を払って下さい。


2003. 4. 7 季節は巡る

セト・マチェンドラナート神の「山車」準備

カトマンズ盆地に雨をもたらす「マチェンドラナート神」。

写真は、カトマンズ市(カーンティプール)の「セト(白)・マチェンドラナート神」の乗る山車、本日の準備風景です。バグマティ川を渡った南側ラリトプール(パタン市とその周辺)では、もっと大きな山車で、ラト(赤)・マチェンドラナート神が巡幸します。

今でも「天水」に頼るネパールの農業では、降るべき時に雨が降り、止むべき時に雨は止み。照るべき時には酷暑となり、寒いときにはきちんと冷え込む天候が、恵みの元なのです。

特に今年は、五穀豊穣と共に「平和」もお願いします!神さま!!

神さまのためなら...命がけ!




2003. 4. 6 ネットの怖さ.....

とまぁ、GURUNGさんの「きまぐれ日記」風なのですが (^_^;)

スパム・メイルに「今後不要!」と返信したこと、ありません? http://www.zakzak.co.jp/we/jikenbo/2003040600.html
ネットカフェや漫画喫茶から、パスワード接続するのって... http://www.zakzak.co.jp/we/jikenbo/2003032300.html

ネットはとても便利なもの。生活に欠かせないもの。だから.....気をつけたいですよね。


2003. 4. 4 2つの政府と3つの勢力

昨日、カトマンズの中心部にある野外劇場にて、マオバディ和平交渉団に対する「歓迎大集会」が開かれた。7年前、ネパール共産党毛派が地下に潜り、武力による闘争を開始してから初めての出来事であった。

今日はネパール極西部ダンガリ市にて、ギャネンドラ国王夫妻に対する「市民主催による歓迎大集会」が開催されている。これは4代前のトリブバン国王(ギャネンドラ国王の祖父)以来、新国王は即位後ネパールの5つの地域に行幸し、国民の主催する式典に臨むという伝統に則ったものである。

もう一つの政治的勢力である「既成政党」は......最近影が薄い。特に統一共産党は、マオバディリーダーから「右派の共産党」と云われたり「恐竜」などと揶揄されている。時代遅れの絶滅する運命にあるっちゅーことなんだろうね。もうひとつ、マオバディにより「象」と比喩されたのはネパり・コングレス党だろうか?巨大で融通が利かず、飼うのに手間とお金がかかるのかなぁ?

現在のネパールには、王国政府側の見解では「ネパール王国」しかない。しかしマオバディの主張では、「王国政府」と「(マオバディ)人民政府」の2つの政府が存在するという。王国政府はネパール全土を掌握していると言い難いし、人民政府は国民の総意から遠いポジションに甘んじている。近い将来、これら2つの代表によるネゴシエーションが期待されている。

さてここに「恐竜や象さんたち」は、どういうポジションを見いだすのだろうか?右であれ左であれ「上位カースト」の男性政治家(もしくは上位カースト化した政治家たち)な訳であり、面子を保ってあげないと拗ねて、政治的破壊活動に走る御仁が多いからなぁ.....

元はと云えば、「国の面子」を忘れた人たちの、無責任が引き起こした事態なんだけどね。

絶対的な評価ではなく、3つの勢力が「相対的」に評価を上げたり下げたりしている。

国王側は今後も、政治的握力を緩めることが出来ないであろう。しかし将来、機が熟した時期を見計らい引いてゆくべきでもあろう。難しいのは、WhenとHowの選択の仕方だね。これは王政に限らず、全ての政治的権力に云えることなんだろうけど。

マオバディ側は平和的手段により、国の現状、21世紀の国際社会と共産主義の接点を探るべきだと思う。

そして既成政党たちは、小さな面子と大きな面子、人間としての尊厳やプライドと云ってもよいけれど、のどちらが大切なのか考えないとならないだろう。

民主主義という政治体制自体には、多分問題はない。問題なのは、ネパールの国情が「民主主義の食べ過ぎ」で、消化不良を起こしたっちゅー事ではなかろうか。一方に「ワイロや権力」を食べ過ぎた人がいて、そして今日のお米にも事欠く人がいるということ。

最近の出来事を「点」で捉えるのではなく、1990年の民主化、パンチャヤト政治、ラナ体制の崩壊前後.....などと、歴史を少なくとも20世紀はじめまで巻き戻しつつ、長いスパンで考えたい。そう思う今日この頃である。


スカーフ仮面参上〜2003. 4. 2 トレッキング大作戦!〜 スカーフ仮面

とまぁ、アホ面を晒しております。

帽子の下にかぶったスカーフにご注目ください。インド製(安物の)絹の大判スカーフです。こうしてかぶると防寒のみでなく、首の後ろを中心に、日焼けを防止する事も出来ます。また休憩時やキャンプ地で「ちと寒い」と感じたときは、すぐにスカーフを首に巻きます。襟元を暖かくするだけで、身体全体が寒さから守られます。

写真でかぶっている帽子は、革製のものです。風を通さないので、寒冷地での行動に最適です。ただ休憩中などは、フリースの帽子にかぶりなおします。この方が断然暖かなのでね。頭を冷やさないことも、トレッキングでは大切なポイントです。

山は紫外線が強く、雪が降ることもあります。サングラスもお忘れなく!


2003. 4. 1 エイプリルフールかよ?おい

本日付のKantipur / The Kathmandu Post紙 http://www.kantipuronline.com/ では、王国政府首相チャンド氏と、(マオバディ)人民政府のバッタライ氏が握手している写真が掲載されている。二人とも照れ隠しの笑いを浮かべているな。

この写真は、エイプリル・フールの合成写真では....ない。昨日、ネパールメディア関連レセプションでの「本当にあった」写真なのだ。もはやネパールでは、事実が「ウソみたい」なレベルなんだろうね。

デウバ政権時の和平交渉は頓挫したけれど、今回こそは何らかの「結論」を出すと思う。そうしない限り、双方に残されたオプションは「殆どない」状態であるから。その結果、ネパールの政治体制は根本的な変革を迫られるだろう。王国政府のネパールと人民政府のネパールが、それぞれ「州政府」を形成し、それら州が連合したネパール国に移行するのでは?とも云われているけれど。はて、さて。

どこまでが冗談で、どこまで真面目なのか?わかんないよ.....とにかく、人を殺したり死んだりするのはもう止めてほしい。それだけだ。